ブログデザイン更新(2021.1)

読書感想『10年後、君に仕事はあるのか?』を読んで

藤原和博さんの
10年後、君に仕事はあるのか?』を読了。

▪️ざっくりな感想

藤原さんと価値観が似ているので共感できるところは多い。
一方で、こういった価値観を理解して実際に行動できる人は
(社会の仕組みが未発達のためにサポートも少ないので)少数であり、この考えが主流になるには
社会の成熟を考えると時間がかかる、と感じた。

それでも、私が生き方について英語学習から考えたいテーマは正にコレ!だと思った!

▪️以下、箇条書きで響いたことと感想!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・人材については地産地消だけでは解決が難しい

・言葉の定義

情報編集力とは、正解のない問題に対して、試行錯誤を行い納得解を作り出す力

・四択の選択問題を処理する力では、選択肢を作る力は養われない。

→正解のない問題に取り組む世界では、

選択肢を作る力、すなわち仮説力を自分自身で磨くことが求められる。

・スタディサプリの「よのなか科」を見ようと思った!

・遊びが大事、というのは遊び人から賢者、そして勇者を目指す自分には

理にもかなっているなと思った 笑

ただ、効率化の結果を頭で理解して(メリット>デメリット)

感性を磨くことよりも、自分が心から好きなことを進めていくアプローチ

の方が望ましいと思った!

・監督や社長業も「体力が勝負」という言葉にウケた 笑

・鍛える力をジグソーパズルとレゴという説明で対比するのは

シンプルでわかりやすい!

それに対する深堀は、これだけレゴのような力が世間的に必要だと言われながら
なぜそれでも社会のジグソーパズル型の仕組みが変わらないのか、という問い。

→現状維持が既存のシステムにおいては理にかなっている(リスクが少なく、ベネネフィットが多い)、競争が生じていない(独占)、提示できる大人がいない(代替案がない)

→少しキツい言葉で言い換えると、ロジックで考えることを至上として、思考停止になっている。物事によってはロジックよりも感性を優先することが大事なことを、リスクを承知で主観を優先できていない。あるいは、当人は優先したが、周りに伝えられる力が不足している結果、変えられない。

→ではどうするのか

→2つ。既存も仕組みと向き合い協力者ともに変える、全く新しい場所で別のことをする。両輪。

・違和感

>「君もぜひ、仕掛ける側に回ってください」

→生き方は人それぞれなので、選択肢を知った後は、

その人自身の意思で決めればいい。どちらがより幸せという比較はできないから。

>無謀に生きて経験値を貯めよう

→こちらも同様。私は共感するが、メジャーにする必要性はない。

>一生が90年の時代のライフデザインについて

単線型から複線型の人生観への転換が必要

→こちらも同様。ホリエモンさんも同様のことを言っているが、希少性という理にかなっていると判断して行うのではなく(大人がメリット>デメリットだから子供に教える/奨めるスタイルをとるとしたら危険)、自分がやりたいことの結果論としてこのプロセスに行き着くことには個人的に賛成。いろんな人がいていいけども 笑

(私の場合は、より多くの人に熱いメッセージを届けたいということもあり、情報、教育という分野の融合を意図的に行った。)単線型で、例えば囲碁が好きならそれを極める人生で最高だと思う!

文句言ったけど、それでも「君もレアカードを目指せ!」と言われたら
私が少年だったら多いに影響をウケたと思う 笑

>稼げる大人になって欲しい

→そもそも大人が本当にそうなる必要性があるのか?

→ずっと尖っているが、私は無料で価値を創造することでも生きていけるような社会を作ることに関わりたい。なぜなら、既存の資本主経済を前提にすると金銭は格差を生み出すから。特に教育では顕著なので、あえて反論したい。本質は大人が稼げるか稼げないかではなく、社会に価値を創出するかどうかだと思っている。

・人間がロボットに上回ること

→学ぶ楽しさを伝えられる力。

→これを英語や人生という切り口から、リアルタイムで

私も新しいことを学んで見てくれる方に伝えたいと思いました!

・タイミングという言葉について

最近よりその言葉の重みを感じる。なぜならこの言葉には

時間軸の変化を含めているために、時間軸が変わると、同じ行動でも

結果が大きく変わる可能性があるから。

・正社員と非正規の格差について(外伝)

前々職ではこの問題は顕著で新人の頃から違和感MAXだった。

本当に優秀な非正規の方を心から尊敬していて、仕組みの柔軟性のなさ、配慮の欠けた正規社員の発言に怒りをもつこともあった。。。

・文庫本特典エッセイ(作家:たちばなあきらさん)への反論

>何のためにお金が必要なのか。

→経済的独立を行い、自由になるため。(ここまでは共感。)

「ただ、早期リタイアをしても結局仕事をすることになる。なぜなら仕事が一番面白いから」

→こちらも判断は個々人に委ねるべき。なぜそう思うのか仕事の定義をしないと理解ができない。

>幸福という言葉への定義が必要。作家の主張には偏りがあり、違和感あり。

「幸福はお金ではなく、注目をされ、承認を得られる人生を表す」いう価値観には他者と比較が必要となるので私は共感できない。マズローの欲求階層理論にあるように、承認プロセスで満足度を得る人がいることを認めるが、私自身は自己実現の欲求の方が高い。

せっかくコンテンツは中立性を意識した内容だったので、この方にメッセージは頼んで欲しくないと思った。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる