生きるのに目的なんか必要ない
いきなり過剰な主張をしたが、気づきがあった。
「目的を持って行動しなさい」
学生の頃、父の言葉を私は信じてきた。
しかし、どこか腑に落ちない、いわば押し付けを感じていた。
例えば、大学を卒業して、アメリカの大学院に行くと決めたとき、
目的とは他者を納得させるための伝え方であり、
より精確に表すならば、目的は他者を納得させるためには必要条件であり、
自己を納得させるためには十分条件である。
わかりやすく言えば、自分が納得すればそれでOKだ。
これは良し悪しは論じていない。
生きるのに明確な目的がある、
つまり、生き方には選択肢がある、と言う事である。
目的があってもいいし、別に無くてもいい。
もちろん、人間社会において、
相手に自分の考え、思いを伝えるときには、(余程の前提知識を共有し合う仲以外)
目的に、基づいて説明する必要がある。
まとめると、自分の生き方は”目的”にあてはめて他者に納得してもらう必要なんかなくて、
自分のあるがままに突き進めばいいということだ。
そして、それこそが人間が大きく飛躍させる鍵であると私は考える。