私がITを活用している分野は製造業である。
具体的には、3D-CADを用いて生産技術を支援する活動である。
そこで、対象となっているのが金型である。
金型とは、文字通り金属の型のことで、
身近なものでいえば、たい焼きの型がある。
私達がが普段使っている、スマートフォンも、自動車もエアコンも
金型から大量に作られている。
学生時代、
大量生産・大量消費・大量廃棄社会という社会構造に関心を持っていた。
しかしながら、当時はそもそも技術を使ってどのように
大量生産をするのか、そういった視点で考えていなかった。
今やってることが、今まで学んで離れてると思った分野と
意外と結びついてることに気づきワクワクしている。
今後、3Dプリンターを活用して、
一般の人がもっと簡単にモノを作れる機会は増えていくだろう。
3Dプリンターはモノをとりあえず作ってみる、
という試作段階では役に立つ。
しかしながら、量産(1度に多く生産すること)には、
まだまだ金型という古い技術が現役である。
古いと思った技術が今後革新されていくのか、新しい技術が生まれるのか、
あるいは古い技術と新しい技術がよいコンビネーションを出していくのか、
これから自分の目で見ていきたい。
今、ある場所で全力で基本の型をつくり、その型を破っていきたい。
幸運なことに、ハードでエキサイティングな
金の型を学べるのだから。
(口調も硬くなってしまった。。。)
おまけ
3Dプリンターを使ってオリジナルジュエリーを
作ってみた女性のお話。ユニークで行動力のある彼女のエネルギーに感服した 笑