中国語を学ぶ人や、言葉に関心がある方はぜひ!
2点気付いたことを忘れないように残す。
①言葉は、生活のなかから生まれてくる
ということ。
②日本人は昔から外国語を聞いて話すのが
苦手だったということ。
加えて、
外国語を謙虚に学ぶことを再認識した。
以下、気づきの詳細
_______________________________________________
補足:
①言葉は、生活のなかから生まれてくる
ということ
について、
日本語の漢字と一口にいっても、
中国、日本、西洋など異なる生活で生まれた
考え方が漢字になっている、ということ。
例1:中国の生活で生まれた言葉
(歴史上、日本が中国から学んだ考え方)
徳、仁、礼、信、義、智など
例2:日本の生活で生まれた言葉
(江戸時代までの和製漢語)
義理、成敗、無茶、神妙、粗末、大切など
例3:西洋の生活で生まれた言葉
(明治維新後の和製漢語の大半)
現代、政治、社会、交通、通信、銀行、保険、など
補足:
例えば、「債務」や「債権」を「借」、「貸」とよんでいた。
②日本人は昔から外国語を聞いて話すのが苦手だったということ
について
「音節」の説明が面白かった。
筆者曰く、
「音節」とは、人が言葉をしゃべる際に口から出てくる最小の単位である。
日本語は、百くらい
中国語は、千五百 くらい
英語は、三千くらい
ある。
日本語は、音節が少ない(しかも、ほとんどの音節はaiueoで終わる)ので、発音は難しくない。
だから、昔から日本人は(日本語と比べて音節の多い)外国語の音を正確に聞いて話すことが苦手だった、
というのは目からウロコだった。
中国語の発音(※)や英語の発音とも
音がズレてしまうことに納得いった。
例えば、英語の場合、「strike」は英語ならば一音節だが、日本語のストライキは五音節になる。
例えば、中国語の場合、一語一音節なので、
中国語の「日」は中国語ならば一音節で、日本語の「日」は、ニチやジツなどの二音節になる。また、昔の日本人は「紅」や「用」などの(ng)
の発音に苦心していたそうで、発音に苦しむ今の自分と同じだとわかった (笑)
補足*:
筆者からのきつい一言をまとめると
「かつて(日本の)知識人が漢字や漢文を崇拝したように、
外国語を学ぶものとして肝に銘じつつ、
異なる背景を持つ相手に伝えるための道具として、