ブログデザイン更新(2021.1)

ボランティア的な

7月28日から8月3日までの一週間、宮城県気仙沼市唐桑へ
日本財団の学生ボランティア(通称:Gakuvo)
http://blog.canpan.info/gakuvo/archive/231)参加した!

宮城県気仙沼市の現状は、
死者:961人、行方不明:419人、避難者:1566人、2010年国調人口:73494人である。

ツアー自体は保険料1400円だけ。
メンバーは学生9人+付き添いのリーダーのJさん(日系アメリカ人)

メンバーと、そして現地の方々との交流を通して、人の温かみを感じた。

宮城県気仙沼市唐桑という地図上の1箇所が
僕にとって、大切な場所になった。

一週間という滞在期間に必要なものってよくわからなかったので多めに準備した。
ボランティアに行きたい方は参考にしてね(^o^)/

論点
1準備したもの
2動機
3メンバー
4活動
5現地の方々との交流
6驚いたこと
7ボランティア団体の謎
8感想

1準備したもの

あっちに行ってものが無い!という状況は防ぎたかったので、多めに購入!
町田でそろえようと思ったところゴーグルとか鉄の入った長靴とかは売っていなくて、古淵のホームセンターで買いそろえた!

出費:合計15000円+α

衣服
作業服(上下)2500円くらい・・・よごれは一度洗濯、以降は合羽を使って防御(笑)
合羽(上下)×2 手頃な透明合羽・・・1セットだけ使用 安物の上着はやぶけた。
軍足×6・・・軍手の靴下バージョン・・・使えたけどネタにされたw
Tシャツ×?
下着
タオル5枚
作業用マスク2枚・・・1つ頂いて、1つを使った。悪臭対策マスク(630円)は便利だった。
インスタントマスク5枚・・・結局使わず・
ゴーグル・・・基本的に使用せず。雑草(1m50cm)を引き抜くときに使用、暑くなる。
長靴+中敷きシート・・・必須!! 中敷きはワークマンで購入!
食料
ドライライス×?・・・水で食べれるライス!使用せず。
カステラ・・・スーパーの6枚分 最初の2日の朝食
ビスケット24枚・・・時たま補給。大部分は帰りのバスで食べた。
ブロック菓子 6袋(12個)・・・4つだけ食べた。
魚ソーセージ4本・・・
どら焼き6個・・・・食べず。
ワッフル4個・・・朝食として食べた。
水2リットル×?・・・2本は使用、1本は使わず置いてきた。
アクエリアス×1(2リットル)・・・夕食でなんとなく使用。
チョコプレッツェル(トッポ風)・・・食べず。
アルフォート・・・夜食で食べた。
パイナップル4枚・・・朝2日に分けて食べた。
焼きとり缶1つ・・・使わず。

小道具

懐中電灯・・・トイレに行くときや、移動時に使用
ホイッスル・・・100均!
スリッパ・・・土足で入れたため使用せず。
チャッカマン・・・使用せず。
プラスティックカップ30個・・・わりと使えた。
手袋2枚・・・
箸×?・・・すごい使えた! メンバーとの交流の糸口になった。
シュラフ・・・ドンキホーテで900円で入手!枕として合羽セットをカバーにいれて使用
うちわ
デジカメ・・・使用せず。

衛生管理

コンタクト
トイレットペーパー(1つ)
ポケットティッシュ
ビオフェルミン
ひげそり
洗眼
洗顔
冷却シート
冷却オイル
冷却首巻
冷えピタ8枚

2動機
単純に、現地に行って自分の目で確かめたいと思った。
行く前に、自分が迷惑をかけないよう、いつもより気を使って準備。カメラを持っていたが結局使わず。ありのままの風景を目に焼き付けたかった。

3メンバー
宇宙工学、フランス留学の建築、自治体の財政分析、障害児教育、中国語、国際協力、メディア等、バックグラウンドがバラエティに富んでいた。なぜか茨城在住・出身が多かった(笑)
規模が9人と少人数であったため、濃い時間を過ごせた!!
みんな個性が強く、でも仲が良くて、22日に高尾山に上って、夜飲みに行く予定♪

4活動
7月28日 東京→気仙沼市唐桑

7月29日 軽いがれき処理、一代さん宅(秘密基地)掃除

7月30日 がれき処理、自作料理(肉じゃが)、ミニまつり 

7月31日 がれき処理、仮設住宅訪問、カレーパーティ

8月1日 小学校訪問、カキの養殖手伝い、体験談を聞く

8月2日 雑草むしり、秘密基地掃除、唐桑式気仙沼ホルモンBBQ

8月3日 拓馬さんバスガイド(笑)、→東京

5現地の人々との交流

・加藤拓馬さん
このボランティア(ガクボ)の代表の加藤拓馬さん
今年、早稲田大学を卒業して、宮城県気仙沼市唐桑で、ボランティアに奮闘中!
ブログの「遠東記」(http://blog.canpan.info/entoki/)で現地の情報を詳しく、そして熱い想いを込めて提供してくださっているので、現地について情報を知りたい方は参考にしてね!
にしても、Gのサークルの先輩って、世界は狭いね(笑)

拓馬さんの話
「唐桑における、在宅・仮設・避難所の3者の関係」

ある地元の人H氏が、こんなことを言う。
「今、唐桑には3種類の人間が住んでいます。
避難所にいる人、仮設住宅にいる人、在宅の人。
震災から4か月が経ち、その3者の意識が全く違ってきている。それは奇妙な平穏だ。」
在宅者は、家があるということで、り災証明書がもらえない。支援物資も周囲の白い目を気にしてもらいにいけず、自力で生きて生きたという自負がある。
仮設住宅では、大きくわけて木造とプレハブの2つの体系があり、前者の雰囲気はわりとよいが、後者は違和感が強い。今まで自宅で暮らしてきた人がほとんどすべて
避難所では、ボランティアの物資提供によって、3食タダで手に入る。
拓馬さんが特に危惧していたのは、人々が「消費」という行動を忘れることであった。
唐桑では、先日避難所が閉鎖された。しかし、3者の溝は深まっているという。拓馬さんは、ボラティアの活動が3者の溝を広げたのではないか、とボランティアのあり方の問題を提起してくれた。(続きが気になる方は上記の拓馬さんのブログを見てね!)  
・馬場さん
もともと住んでいた2階建ての住宅が津波にあい、現在は隣の元倉庫で暮らしている。掃除した2階建ての家をボランティアに無料で貸している。僕らは2階を使わせていただいて、寝食を行った。産業廃棄物を扱う会社の社長さんでユーモアと知識にあふれる器のでかいすごい方。帰りの際に私たち学生のためにメッセージを書いてくださった。

馬場さんのお話
やるきがおきたきっかけ
・活字を読んだこと
・20日ぶりにお風呂に入ったこと。

復興には、現地の人々が「被害者意識から抜け出すこと」が不可欠だとおっしゃっていた。

・Iさん
東北美人で、綺麗で元気はつらつなお母さん!津波にあった家をガクボのボランティアのために貸してくださることになった。立ち直ったきっかけとして、きれいにした窓ガラスの美しさとお風呂に入ったことを挙げてくださった。

6驚いたこと
・シャワーが普通にある(公民館でフリー)
・スーパーでたべものが売っている(ただし割高) 例:もやし50円
・ふつうに家ぶっ壊れている
・ゴミが一般廃棄物と産業廃棄物ごちゃごちゃになってダンピング(積み重なってる)
・漁師さんは人名でなく船名で呼ぶ
・家々が豪華! (唐桑御殿と呼ばれ、魚介類で富を築いたらしい)
・江戸時代の風習が残っている。
・ハエが多く、対策が難しい。 
・現地に大学生が一切いない。近くの小学校が60名(平均1学年10名)、20代は仙台・東京へ行くことが多く、すっぽり空いている。

7ボランティア団体の謎
公益財団法人日本財団(にっぽんざいだん)は、公営競技のひとつである競艇の収益金をもとに、海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行なっている公益財団法人。2011年3月31日までの名称は財団法人日本船舶振興会(にっぽんせんぱくしんこうかい)であった。

日本財団・・・資金:25億円
今回のボランティアでは、バス代なし(40人乗りのバスを10人で貸し切り)、宿泊費なし、朝食は山崎パンが無料で支給、カップラーメンも支給された。現地でボランティアをする者という末端の立場でこれだけの待遇があるのは驚きを隠せなかった。現地に行く前日に最低限の募金をしたけど、募金のお金がどのように使われるか不安になった。

8感想
唐桑は海だけでなく、山々にも囲まれ、自然に恵まれた土地であった。しかし、まだ家が倒壊していたり、地震の影響で地盤が沈下し、道路に潮が満ちてきたり、大量のがれきごみが山積みになっていて、爪痕は100日以上たった今でも残っていた。
今回の件で、多くの気づきをもらうことができた。それは自分の分野だったり、あるいはメンバーの興味であったり、そして人との繋がりの大切さを学ぶことができた。たとえば、衛生は人間の尊厳を回復する重要な手段だと感じたり、自然観として「防災」という言葉は、堤防など人間は自然をコントロールできるという考えから生まれている一方、漁師さんの家の前にあるカエルの置物は、自然は人間の命を脅かす存在であることを教えてくれた。
また、小学生の夏休みのお手伝いでK君と一緒に図工の宿題の「気仙沼の将来像」を描いた。「K君おうちを描かないの?」というメンバーの質問に「おうちない」という返しが来たときに思わず胸がいっぱいになった。その後、階段から海に魚釣りをするK君と、その後ろに大きな山々とたくさんのおうちを描いて下書きが完成した。本当にそうあってほしい。

終わりに
最後に、寝床を貸してくださった馬場さんから
頂いたメッセージで終わります。

君たちに捧げる一言を・・・

「心を繋ごう君たちの愛で
 祈ろう世界の平和を
 苦難が去るように 大地を癒し 愛で満ちるように
 みんなの幸せを祈ろう 守ろう
 我らの この大地を心の愛で繋いでいこう 」

ありがとう 合掌!

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