資格とは中ボスのようなものだ。
それ自体は目的ではない。
自ら、中ボスを創り出す。
そして、それを倒すことが自らの成長にきっとつながる。遠くのゴールを見据えて。
ITワールドにおいて
始まりの街を出て最初に倒さなければならない中ボスの一体。
それが、ITゴーレムだ。
ITゴーレムは年に2回しか倒せる機会がなく、
ITモンスター養成所に一定のG(ゴールド)を払って
対戦を申し込んだものだけが対決することを許可される。
(中には、長が若手IT戦士のためにGをひと肌脱ぐITパーティも数多く存在する。)
最近は毎回6万5000千人のIT戦士が
ITゴーレムとの決闘を申し込むが
戦いに参加するのは4万6000人だ。
4万6千人のIT戦士の中で
ITゴーレムを倒せたのは1万1000人と
勝率は23%であり、100人がそれぞれ戦って勝てるのは23名だけだ。
始まりの街を出てすぐ、
「きほん」という異名を持つヤツだが
簡単には勝てない。
私も街を出て20日目にヤツと戦った。
そして、敗れた。
第一段階のアイツは
何とか倒すことができた。
幸い、ヤツを倒すには、
奴の体の三箇所の弱点(テクノロジー胴体(50点)、マネージメントハンド(10点)、ストラテジーフェイス(20点))
を60%以上バランスよく斬ることができれば、なんとかなる。
しかし、問題はヤツの第二形態だ。
この世の中には
「ITゴーレム必勝法」なる本があふれている。
しかし、ヤツの攻略法について多く語られるのは第一形態であり、
第二形態のヤツを倒すことが語られものは少ない。
第二形態のヤツは
非常にタフでHP(ヒットポイント)が長く、
第一形態を倒すのにMP(マジックポイント)
を使い切ってしまった私は集中力が切れてしまった。
しかも、ヤツはHPがただ多いだけでなく、
デジタル化されたあまたの異国語を司る。
前回、私はヤツの言葉に惑わされ、散った。
ヤツを倒すには、バーチャル異国語を学ばねばらない。
そんな、ヤツとの2度目の闘いが
来週10月19日に行われる。
「資格がゴールではない。」
IT勇者を目指して日本に帰ってきた。
、
ITを自らの武器にして世の中をハッピーにするために
始まりの街を出て、最初の中ボス。
遠い道のりの一歩目ののチャレンジ。
今回こそ、打倒ITゴーレム!!
※ITゴーレムとは基本情報技術者試験をドラゴンクエスト風に
表したものです。
この記事の内容は架空であり、現実の地名・人物・団体等とは一切関係ありません(たぶん
公式サイトはこちらです。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験